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映像技術の進歩がもたらす「新しい表現」

東京2020オリンピック・パラリンピック

4Kスタジオカメラ「AK-UC4000」、5.7Kコンパクトシネマカメラ「EVA1」、プロフェッショナルカムコーダー「AJ-PX380G」など、パナソニックが法人向けに展開している放送・業務用映像機器システムの商品群は多岐にわたります。

東京2020オリンピック・パラリンピックでも、42会場すべてに競技の運営や演出に欠かすことのできない映像機器を納入。ハイクオリティな映像表現を可能とする機器のなかでも、とりわけ「新しい表現」をもたらしたのが、新開発のライブスイッチャーやリモートカメラシステムです。

多くの競技が無観客で行われるなど、さまざまな制限があったなか、数々の感動的なドラマが生まれた東京2020オリンピック・パラリンピック。その大舞台を盛り上げるうえで重要な役割を果たした、パナソニックの放送・業務用映像機器をご紹介いたします。



 

日々進化を続けている映像表現と、それを支える技術


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放送・業務用映像機器システムイメージ

高解像度の4Kテレビが一般家庭にまで普及し、手軽にリアリティの高い映像が楽しめるようになりました。きめ細かな美しい映像が当たり前となった今の時代に、より重要視されているのが「新しい表現」です。

特にスポーツイベントでは、さまざまな角度からの映像を大胆に切り替えつつ、特殊効果や文字情報を視覚的に追加するといった、基礎知識がない方々にも分かりやすく、エキサイティングな映像が求められています。その実現にはプロフェッショナルたちの技術やアイディアだけでなく、高度な映像機器システムも欠かすことができません。


「AV-UHS500」システム構成例


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緊張感のある選手たちの表情、躍動感たっぷりのプレー内容、熱気が伝わる会場の全景など、さまざまなシーンを映し出すためには何台ものカメラが必要になります。そうして収録した膨大な量の映像は、長い時間をかけて編集する場合もありますが、ライブ感を大切にするスポーツイベントではそうはいきません。

高画素化によってデータ容量が何倍にも膨れ上がるなか、コンマ1秒のズレにまで気を使いながら、瞬時に映像を処理するという高い技術が要求されます。そんなイベント撮影の現場からの声を取り入れて開発したのが、パナソニックの4Kライブスイッチャー「AV-UHS500」です。

 

東京2020で求められた新しい映像表現とは?

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イベントを盛り上げるのは「臨場感」のある映像制作


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東京2020オリンピック・パラリンピックにて開閉開式セレモニーの舞台となったオリンピックスタジアムをはじめ、柔道や空手の競技が行われた日本武道館など、数々の会場に納入された4Kライブスイッチャー「AV-UHS500」。カメラやPCから送られてくる最大16系統の映像入力を瞬時に選択し、最大15系統に出力できます。

※オプションユニット装着時。標準は入力8系統、出力7系統です


1920×1080ピクセルのフルHDと比べ、4倍のデータ容量になる3840×2160ピクセルの4Kでも同等の運用性を実現。1秒間に約60フレームの映像を扱った場合でも、最短1フレーム(約0.017秒)という僅かな遅延で多彩な処理が行えます※。さらに横幅440mm、奥行き360mm、重量7.0kgと、簡単に持ち運びができるコンパクト設計でありながら、撮影スタジオに常設されるようなハイエンド大型スイッチャーにも迫る各種機能が盛り込まれました。

※1フレームの遅延はフレームシンクロナイザーの設定が[On]、またはアップ/ダウンコンバーターが動作している場合です。PinP、DVE、マルチビュー、ダウンコンバーター、HDMI INに接続した場合は、それぞれ最大1フレームの遅延が加わります。P(プログレッシブ)フォーマットの場合、PinP、DVEは最大2フレームの遅延が加わります。

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例えば、さまざまな合成処理を行うための5つのキーヤーです。テレビで見慣れている番組も、複数の映像が重なって表示されていたり、テロップやフレーム素材が差し込まれていたりと、ひとつの画面だけでも複数のキーヤーが使用されています。そうした映像表現には複雑な処理や手順が発生しますが、一連の効果や動作を前もって「AV-UHS500」に記憶しておけば、ボタンひとつで瞬時に再現。直感的な操作だけで表現力のあるライブ演出が可能となります。

 

「臨場感がより良い演出を生んだ!」東京2020現場からの声

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決定的な瞬間を逃さないための「信頼」できるシステム構築


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競技の進行状況や選手の様子に合わせて、柔軟かつスピーディな対応が必要となるスポーツイベントの映像制作。ちょっとした機械の不具合でも、大きなトラブルに発展しかねません。だからこそ現場で求められているのは、確かな品質と信頼性。当然、オリンピック・パラリンピックという大舞台では世界最高の水準が求められます。

カルガリー1988冬季大会以降、30年以上もオリンピック・パラリンピックに納入されているパナソニックの放送・業務用映像機器システム。年々、映像機器が多様化していることもあって、異なるフォーマットを一括で管理する必要性も出てきました。


「AV-UHS500」本体背面端子部


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これらの映像フォーマットに対応するためのコンバーターやアダプタは、多数使用するほどシステムが複雑かつ高額になり、接触不良やノイズ発生といったトラブルの原因にもなりかねません。

4Kライブスイッチャー「AV-UHS500」では、多彩なコンバート機能やインターフェイスを標準装備。各入力信号を同期させるフレームシンクロナイザーも内蔵しており、この1台があれば安定した映像変換をリアルタイムで行えます。

 

実績を裏付ける東京2020でのエピソード

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プロフェッショナルの現場で求められる「拡張性」


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リモートカメラコントロール機能


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「AV-UHS500」はリモートカメラのコントロール機能も搭載。機能拡張オプションスロットにより、使用状況に合わせて入出力の数や種類を変更できるほか、2022年春発売予定の拡張ユニット「AV-UHS5M6G」を搭載すれば、LANケーブル1本の接続だけで高画質・低遅延な映像伝送と遠隔からのカメラ制御が同時に行えるようにもなり、フルIP化によってシステムの拡張が容易になります。

さらに、高い操作性と視認性を追求したリモートカメラコントローラー「AW-RP150GJ」をIP接続することで、メイン会場とサブ会場に別れているような環境でも思い通りのカメラコントロールを実現。フレキシブルな運用によって、限られた人員でも大規模な撮影システムを構築できるほか、オペレーションの効率化にも貢献します。


リモートカメラ ラインアップ


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パナソニックは2008年から精度の高い回転台と高性能なカメラを一体化(インテグレーテッド)した製品、リモートカメラを開発し続けてきました。半世紀以上も培ってきた放送・業務用映像機器の開発ノウハウを注ぎ込んだ多彩なラインナップを展開し、現在は世界シェア1位※を獲得しています。東京2020オリンピック・パラリンピックでも、さまざまな会場でパナソニックのリモートカメラが活躍しました。

※Futuresorce PTZ Camera Report 2020のGlobalでの売上金額のブランドシェアに基づく

 

東京2020でのリモートカメラ活用例

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不可能だった角度からの映像を「柔軟」に映し出す


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HDインテグレーテッドカメラ「AW-HR140」は屋外での使用を想定しており、防水・防塵で耐久性も高い機種。-15℃の極寒でも結露や凍結を防止し、風速50 m/secの強風でも壊れることなく基本動作を維持します。


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「AW-UE150」は4Kリモートカメラを代表するハイエンドモデルです。最低速度0.08°/sから最大180°/sの高速まで、スムーズなパン・チルト動作で滑らかなカメラワークを再現。水平75.1°の広角撮影をはじめ、光学式画揺れ補正(OIS)、赤外線撮影が可能なナイトモード、カラーグレーディング用V-Log対応など、次世代を見据えた多彩な機能が盛り込まれています。

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4Kインテグレーテッドカメラ「AW-UE70」は重量が約 1.5 kgと極めてコンパクトな設計です。天井や壁面といった場所への仮設に最適なサイズであり、各種スポーツイベントでも多用されています。小さいながら4K撮影に対応し、光学20倍ズームや超解像30倍ズーム(4Kモード時は22倍)なども搭載したスタンダードモデル。

 

柔軟な映像機器は東京2020でも活躍

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世紀の大舞台を陰から支えた「映像機器のちから」東京2020から広がる次世代の放送・業務用映像機器システム

さまざまな制約が課せられているなかでも「アスリートがベストコンディションで競技に専念できるように」。東京2020オリンピック・パラリンピックでは、競技進行や会場演出においても、数多くのプロフェッショナルが選手たちを支えました。そうした大会運営の裏側には、どのような課題があったのでしょうか? 無料ダウンロードできる資料では、現場からの声を中心にスポーツイベントに必要とされる放送・業務用映像機器システムの現在と未来をご紹介します。

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