フルデジタル交直両用TIG溶接機
BP4シリーズ
概要
BP4シリーズ(YC-500PB4 / YC-300BP4)
BP4シリーズカタログ 取扱説明書はこちら
※溶接には本製品(溶接電源)以外に、トーチ、ガス調整器が必要です。
主な機能
- あらゆる板厚接手形状のアルミに対応
-
直流手溶接「パルス機能」
-
らくらく操作タッチパネル
-
条件はおまかせ「溶接ナビ」
現場のお困りごと
熟練者のように高品位に仕上げたい
インバーター周波数が向上し、自在なアークコントロールが可能に。熟練技を容易に再現します。
薄板の溶け落ちを防ぎたい
立ち上がりが早く熱エネルギーが分散しないアーク性能で、溶接部分が狙いやすく、溶け落ちを防ぎます。
溶接工程を見える化したい
材質・板厚・継手などを入力すると、推奨する溶接条件をナビが選定。経験が浅い方、ブランクがある方でも最適な溶接条件で作業できます。
強み・特長
あらゆる板厚接手形状のアルミに対応
交流周波数が最小30 Hzから最大400 Hzまで任意に設定できます。周波数を増加させるとアークが集中するため、すみ肉や角継手の作業性が向上。薄板の突合せ溶接ではビード幅の広がりを抑え、裏波のコントロールが容易になります。複数の異なる波形に幅広い交流周波数を組み合わせてあらゆる板厚に対応します。
早い電流立ち上がりで低電流でもアークが安定
直流TIGのパルス周波数を1000 Hzまで拡大。ステンレス薄型溶接でビード幅を細く、均一に溶接できます。また、フルデジタル制御と高速CPU制御で、早い電流立ち上がりを実現し、4 Aでもしっかりしたアーク性能が得られます。
※YC-300BP4 Ver.2の機能です。
直感的に使えるタッチパネル
条件設定は左から自然な流れでボタンを押して条件を決めていけば完了します。設定した溶接条件は日本語名で記録することもできます。
溶接条件設定を簡単にする「溶接ナビ」
本体に溶接ナビを搭載。液晶画面を見ながら継手形状や板厚などの各種条件を設定していくことで、溶接条件を自動的に決定します。さらに「板厚指令」を使えば、板厚を入力するだけで溶接条件が設定できます※。
溶接施工が不定期な方や不慣れな方でも条件出しが簡単にできます。
※すみ肉、同板厚での設定条件となります。
意のままに操れる「エキスパートモード」
ミックスモード、交流ソフトモードなど、より深く性能を追求される方に「エキスパートモード」を搭載。トーチの動きに合わせて溶接電流を変えられるので、溶解池の挙動を見ながら母材の溶け込み量を意のままにコントロールできます。
仕様
溶接電源 | YC-300BP4 | YC-500BP4 | |||
---|---|---|---|---|---|
定格入力電圧(V) | V | AC200(変動許容範囲:180~242) | |||
相数、定格周波数 | ー | 三相、50/60 Hz(共用) | |||
定格入力 | kVA | 11.4 | 17.3 | ||
kW | 9.7 | 16.5 | |||
最高無負荷電圧 | V | DC78 | DC81 | ||
定格出力電流 | A | DC3OO(直流TIG) /AC300(交流TIG) | DC500(直流TIG) /AC500(交流TIG) | ||
DC250(直流手溶接) | DC400(直流手溶接) | ||||
定格出力電圧 | V | DC20(直流TIG)/AC22(交流TIG) | DC24(直流TIG)/AC26(交流TIG) | ||
DC30(直流手溶接) | DC36(直流手溶接) | ||||
定格使用率 | % | 40 | 60 | ||
出力電流調整範囲※1 | 直流TIG | A | 4~300 | 5~500 | |
交流TIG | 標準 | A | 10~300 | 20~500 | |
ハ一ド | A | 20~300 | 20~500 | ||
ソフト | A | 10~200 | 20~330 | ||
SP | A | 10~200 | ー | ||
MIX TIG | A | 10~300 | 20~500 | ||
直流手溶接 | A | 4~250 | 10~400 | ||
工キスパ一ト直流TIG | A | 4~300 | 5~500 | ||
工キスパ一ト交流TIG | A | 10~300 | 20~500 | ||
出力電圧範囲※1 | 直流TIG | V | 16~20 | 16~24 | |
交流TIG | 標準 | V | 16~22 | 16~26 | |
ハード | V | 16~22 | 16~26 | ||
ソフト | V | 16~20 | 16~22 | ||
SP | V | 16~20 | ー | ||
MIX TIG | V | 16~21 | 16~25 | ||
直流手溶接 | V | 20~30 | 20~36 | ||
工キスパ一ト直流TIG | V | 16~20 | 16~24 | ||
工キスパ一ト交流TIG | V | 16~22 | 16~26 | ||
アップスロ一プ時間 | S(秒) | 0.0~10.0 | |||
ダウンスロ一プ時問 | S(秒) | 0.0~10.0 | |||
プリフロ一時間 | S(秒) | 0.0~10.0 | |||
アフタ一フロ一時間 | S(秒) | 0.0~30.0 | |||
ア一クスポット時間 | S(秒) | 0.1~5.0 | |||
交流周波数(交流TIG) | Hz | 30~400(標準70)※2 | |||
MIX周波数(MIX TIG) | Hz | 0.1~20(標準1.0) | |||
直流比率(MIX TIG) | % | 10~90(標準30) | |||
パルス周波数(Hz) | 直流TIG | Hz | 0.1~1000 | 0.1~500 | |
交流TIG | Hz | 0.1~500 | |||
直流手溶接 | Hz | 5~500 | ー | ||
パルス幅 | % | 5~95※3 | |||
溶接法 | ー | 直流TIG、交流TIG、MIX TIG、直流手溶接 | |||
クリ一ニング幅 〔適用溶接法〕 |
ー | EP※4 10~50(標準30) 〔交流TIG、MIX TIG〕 |
|||
制御方式 | ー | IGBTインバーター方式 | |||
シーケンス機能 | ー | クレ一夕「有」「無」「反復」「ア一クスポット」 | |||
高周波発生装置 | ー | 火花発振式 | |||
冷却方式 | ー | 強制空冷 | |||
適用溶接ガス | ー | Ar:100 %※5 | |||
メモリ―機能 | ー | 50チャンネル 記憶 再生 | |||
人力電源端子 | ー | 端了台(M5ボルト止め) | |||
出力端子 | ー | ディンゼ端子 | 銅板型端子(M8ボルト付属) | ||
外形寸法(幅×奥行×高さ)※6 | mm | 375 × 538 × 534 | 378 × 543 × 896 | ||
質量 | kg | 51 | 82 |
※1:初期クレータ、パルス機能も同一値です。また交流TIGまたはMIX TIGでは、交流周波数を上げると出力側ケーブルのインビーダンス(交流的な抵抗)による電圧降下で、定格出力電流が出ない場合がありますが故障ではありません。
※2:300BP4:SP波形では30~200 Hz。500BP4:電流設定値により最大周波数は変化します。
■300~500 Aでは最大周波数400~200 Hzとなります。
※3:300BP4:直流パルス手済接では50 %固定となります。
※4:極性状態がトーチまたは手棒がプラスの状態です。(EP:Electrode Positiveの略です)
※5:アルゴンガス(高純度溶接法アルゴンガス JIS-K1105(純度99.9 %以上)をご使用ください。
※6:奥行寸法には後面の入力雷源端カバーは含みません。
展示会・各種講習会
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ダウンロードコンテンツ
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溶接機に必要な設備や溶接条件など、お客様のお困りごとを解決するお役立ち情報満載の「溶接手帳(溶接関連資料)」はこちらからダウンロードすることができます。
CADデータ
外形寸法の確認や導入時のレイアウト検討などにご使用頂けます。各種ロボットの2D・3D CADデータはこちらからダウンロードすることができます。
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