アーク溶接機の制御方式
溶接機のコアである制御方式について、その進化の変遷とともにご紹介。
概要
長年培ってきたパナソニック独自の制御方式で、安定かつハイクオリティな溶接結果を
パナソニックはこれまで長い年月をかけてアーク溶接機のコアである制御方式を進化させてきました。
より良い溶接を目指してどのような仕組みで進化をさせてきたのかご紹介します。
サイリスタ制御
商用交流を所定の電圧に降圧させた後、サイリスタ(半導体素子)で構成した回路で、出力を半サイクルごとに調整し、出力を制御します。これは、電源電圧の50Hzまたは60Hzの時間でしか出力可変できません。構造が比較的簡単であり、耐久性に優れているのが特徴です。
代表機種
インバーター制御
高周波交流による高速な出力波形制御で、アークの発生、溶滴の離脱促進、アークの停止を高速に行います。そのため、サイリスタ制御に比べてIGBT インバーター形式はスパッタが少なく良いアークスタートを実現できます。
また、インバーター制御であるRX1シリーズの最大の特長はその省エネ性能です。当社サイリスタ機YD-500KR2と比較して消費電力は溶接時に最大14%、待機時には最大87%削減が可能です。
※10.2kW(300A溶接時) 0.08kW(待機時)
代表機種
フルデジタル制御
フルデジタルはインバーター制御に加えて、波形のデジタル制御を行うことでより精密な溶接波形の調整を行いつつ、エンコーダー付きモーターにより安定した一定速度のワイヤ送給を組み合わせることでより良い溶接結果を生みだします。
安定したワイヤ送給によりケーブルの曲げに、ある程度対応できる力強さをもたらします。
代表機種
セカンダリスイッチング(2次スイッチング)機能
セカンダリスイッチング機能は短絡の直前・直後の溶接電流を急峻に垂下させて、短絡もしくはアークへスムーズに移行することで、スパッタを大きく低減させます。
代表機種
展示会・各種講習会情報
開催予定のセミナーや展示会情報をまとめて掲載しています。
また、過去のセミナーや展示会情報も掲載しています。
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#4…溶接施工に関するご相談
#5…カレッジ、検定に関するお問い合わせ
#6…その他のご相談、お問い合わせ
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(土日、祝日、年末年始、当社所定の休日は除く)
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