TIG溶接ロボット( WG4 / G4 )
WG4:溶接電源融合型(TAWERS-TIG) / G4:溶接電源別置型
特長
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ワイヤ加熱効果で高溶着、高速溶接を実現(WG4)
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カーブドネックのフィラー経路で狙いズレ抑制(WG4)
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TIGフィラー送給経路の自在化でロボット溶接の適応率が向上(G4)
お客様の課題
熟練工の不足
溶接業界では熟練工の不足が深刻化しています。特に若年層の担い手が少なく、高度な技術を持つ熟練工の引退により、技術の伝承が難しくなっています。新たな担い手の育成や、効率的な技術伝承の仕組みづくりが急務であり、これらは業界全体で取り組むべき重要な課題です。
溶接速度の向上
溶接速度の向上は、生産性アップやコスト削減に直結する重要課題です。人手による溶接は技術者のスキルや経験、体力によって変動しやすく、安定したスピードで高精度な作業を行うことは非常に難しいと言われています。
不良低減
人手による溶接では、技術や体調、集中力のばらつきが品質に影響を与えることがあり、不良品の発生リスクが高まります。不良品が発生することで母材ロスや生産コスト増加にもつながる為、溶接不良の低減は、品質管理と生産効率の向上に不可欠と言えます。
TIG溶接のロボット化による効果
人手不足の解消
熟練工の引退や担い手の減少が課題の溶接業界で、ロボット化は有効な解決策です。ロボットの早く正確な作業能力に熟練工のノウハウを取り入れることで、即戦力としての事業貢献が見込めます。人にしかできない仕事は熟練工が、それ以外はロボットが担当することで業務改善が図られ、高いQCD(品質・コスト・納期)の工場運営が可能です。
生産時間短縮による生産性向上
ロボット化により、溶接スピードが安定し、品質を損なうことなく作業効率が向上します。人手と異なり、ロボットは休憩を必要としないため、長時間稼働が可能です。これにより生産量が増加し、全体の生産サイクル短縮によるコスト削減と納期厳守が実現します。
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高品質製品の安定供給
ロボット化により、高精度で一貫した溶接が可能になり、個人の技術や疲労による品質のばらつきを低減できます。これにより溶接欠陥を減少させ、均一な品質の製品を提供できることで、溶接の手直しや検査の手間が削減され、生産効率と共に製品信頼性も向上します。
パナソニックロボットが生む更なる効果
高溶着、高速溶接を実現(WG4)
電極・フィラーワイヤの近接化によるワイヤ加熱効果により高溶着を実現します。これによりTIG溶接の高速化が可能となり、生産性が更に向上します。これはWG4(TAWERS TIG)の標準溶接法であり、オプション部品は不要で、ロボット導入時のコストのみでTIG溶接の高速化が可能です。特定の条件下では、70cm/minを超える速度での溶接も可能です。
フィラーの狙いずれを抑制(WG4)
カーブドネックのフィラー経路により、ワイヤキャストによるフィラー送給の狙いずれを緩和できます。ワイヤキャストに逆らわず、安定したフィラー供給が可能で、これによりロボット溶接の品質をさらに高めることが可能です。
ロボット溶接の適応率向上(G4)
溶接中でも自在にフィラー送給方向を変更できる「回転TIGフィラー機能」を使用することで、ロボット溶接の適応率を上げることが可能です。これは平面の円周溶接や箱形状の内角の溶接など、フィラー送給経路によりロボットの姿勢が取りづらいシーンで効果を発揮し、ティーチングの省力化にも貢献します。
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