4Kマルチパーパスカメラ
AW-UB50:2024年度 第4四半期発売予定
AW-UB10:2024年度 第4四半期発売予定
AW-UB50, AW-UB10
主な機能・特長
AW-UB50 は24.2Mフルサイズ MOSセンサー搭載により情緒的でシネマティックな映像撮影が可能
AW-UB10は10.3M 新MOSセンサーの搭載によりワンショットで複数人を撮影したいシーンで活躍
それぞれ14+ストップV-Log(AW-UB50)、13ストップV-LogL(AW-UB10)による広ダイナミックレンジを実現
高さ、幅、奥行きがそれぞれ10 cm未満(レンズは除く)のコンパクトボディ
当社製リモートカメラシステムとの連携運用が可能な共通のIP制御プロトコルに対応
Media Production Suiteに対応し、リモートカメラと組み合わせたマルチカメラシステムを構築可能
NDI® HX2、 RTMPS、SRTなどの多彩なIP伝送規格に対応予定
大判センサーによる優れた描写力・表現力を備えた、2種類のボックススタイル4Kマルチパーパスカメラをラインナップ。求められる映像表現や現場の規模に合わせた機種選定やシステム構築が可能です。さらに、放送局などのプロの現場で数多く採用されている当社製リモートカメラシリーズとの連携運用にも対応しており、業務の効率化など映像制作のワークフロー改善にも貢献します。
テクノロジー
4K HDR
24.2Mフルサイズ MOSセンサー (AW-UB50)
4/3型10.3M MOSセンサー (AW-UB10)
PTZ共通IP制御プロトコル
PTZと親和性のあるカラープロファイル
V-Log (AW-UB50)
V-LogL (AW-UB10)
Sシリーズ交換レンズ対応 (AW-UB50)
Gシリーズ交換レンズ対応 (AW-UB10)
TC IN/OUT GENLOCK IN
MPS「Easy IPモード」 (順次拡張予定)
DUAL NATIVE ISO テクノロジー
SDXC UHS-I UHSスピードクラス3
SDXC UHS-II UHSスピードクラス3
SDXC UHS-II ビデオスピードクラス90
HDMI対応
PoE+対応
強み・特長
1. 高品位な映像表現
高感度大判センサーを搭載
AW-UB50は有効画素数 24.2Mフルサイズ MOSセンサー、AW-UB10は有効画素数 4/3型10.3M MOSセンサーを採用。画質を構成する要素のひとつであるダイナミックレンジとS/N比を追求し、高感度性能を実現しました。解像感・階調性・色再現・低ノイズすべてにおいて優れた画質を実現しています。
デュアルネイティブISO
低照度環境下で美しい高感度映像を実現するデュアルネイティブISOを搭載しました。作品の品質を大きく落とさず、照明機材のコンパクト化や定常光を活かした撮影が可能なだけでなく、ノイズリダクションなどの撮影後ワークフローを短縮します。また、ISOオートでの撮影中はリアルタイムにISO感度を表示し、ノイズレベルをイメージしながらの撮影に対応します。
Log撮影をサポート
豊かな階調と柔軟なグレーディングを実現する、Log撮影をサポート。 AW-UB50は14+ストップV-Log、AW-UB10は13ストップ V-LogLを搭載し、広ダイナミックレンジ撮影が可能。優れたハイライト耐性を持ち、暗部からハイライト部分まできめ細かに描写することで豊かな階調表現を実現します。また、V-Logを搭載する4KインテグレーテッドカメラAW-UE160W/K、AW-UE150W/Kで撮影した素材と一緒に編集する際も統一されたルックが使用でき、効率の良い編集が行えます。
Logとは
広色域と広ダイナミックレンジを持ち、全ての明るさをできる限り均等に記録するため、見た目はコントラストの低い映像となる。 カラーグレーディングツールにて、3D LUTやCDLを用いて、自由度の高い画作りが可能となる。 V-Logは、当社画作り思想に基づきシネマカメラVARICAMにて開発されたLogカーブであり、当社の多くのカメラに搭載している。
V-Logの詳細はこちらのリファレンスマニュアルを参照ください。
V-LogのLUT(ルックアップテーブル)はこちら
効率的な画づくりを実現
4KインテグレーテッドカメラAW-UE160と親和性のあるカラープロファイルを搭載。リモートカメラとの混在運用での色合わせが容易となります。
2. オート機能と充実のインターフェイス
顔・瞳認識/人体認識
「顔・瞳認識AF」と「人体認識」の組み合わせで、人物への高精度なAF追従を実現。
顔が傾いた場合や遠くの小さい人物の顔・瞳をしっかりととらえます。
豊富な入出力端子
3G-SDI OUT、TC IN/OUT、GENLOCK IN、HDMI Type A、LAN端子、USB Type-C、φ3.5MIC端子、ヘッドフォン端子を搭載。業務用映像機器の標準的な端子を備えているため、使用シーンに合わせたシステム構築が可能です。また、LAN端子はPoE+に対応しており、LANケーブル経由での電源供給が可能。映像伝送・制御・給電をLANケーブル1本で行うことができるため、現場の省線化に貢献します。
2基のSDカードスロットを搭載
2基のSDカードスロットを搭載。順次(リレー)記録・バックアップ記録の中から、撮影現場や撮影状況に合わせ最適な方式を選択することで、データ管理をサポートします。
3. 優れた拡張性
ボックススタイルによるフレキシブルな拡張性
映像制作に特化したミニマルなボディに豊富な入出力インターフェースを搭載。撮影現場に合わせてフレキシブルにカスタムできるため、三脚やジンバルを活用した一般的な制作スタイルに加え、複数台用いたマルチカメラ撮影や撮影場所を選ばずにLive配信が可能など幅広い撮影現場に対応可能です。
選べる2機種のラインナップ
センサーサイズの異なるAW-UB50とAW-UB10の2機種をラインナップ。求められる映像表現や現場の規模に合わせて選び、システムを構築できます。
多彩なIP伝送規格に対応
ネットワークに接続された映像機器同士で、高画質な映像データをやり取りできるIP規格NDI® HX2に対応※。他のNDI®対応機器と組み合わせることで、容易にIPベースのシステムを構築することが可能です。
※NDI®は映像伝送・制御技術であり、Vizrt NDI ABの米国およびその他の国における登録商標です。NDI® HX2へは将来対応を予定しています。
マルチカメラ運用
当社製リモートカメラとの連携を可能にする共通のIP制御プロトコルに対応し当社製ROP※からの操作が可能。
将来的にリモートカメラコントローラー、ライブスイッチャーへの対応も予定しています。
※リモートオペレーションパネルAK-HRP1010に対応予定。
※リモートカメラコントローラーAW-RP150GJに対応予定。
当社製業務用映像機器と組み合わせたリモートカメラ連携システムの例
ソフトウェアプラットフォームを活用可能
ソフトウェアプラットフォームにおいては、Media Production Suite※に対応しており、リモートカメラと組み合わせたマルチカメラシステムの構築をサポートいたします。Media Production SuiteではPCと同じネットワークに接続されたパナソニック製リモートカメラを検出して一覧表示が可能で、IPアドレスやバージョン番号などのカメラ情報の確認、カメラのネットワーク設定を行うことができるなど、リモートカメラと組み合わせたマルチカメラでの運用を効率的にします。
※Media Production Suite のDevice View機能内のEasyIPモードに対応。順次ファームウェアアップデートにて拡充を予定しています。
■Media Production Suite(Easy IP モード)使用時
Media Production Suiteを活用したリモートカメラ連携システムの例
■LUMIX Tether使用時
一括録画スタートストップコントロール機能など、AW-UB50やAW-UB10のみでシステムを構築した際に活用できるソフトウェアです。
各部名称(画像はAW-UB50のものです。各部名称はAW-UB10と共通です。)
- 製品画像
主な仕様
AW-UB50 | AW-UB10 | |
---|---|---|
カメラ部 | ||
撮像素子 | 35mmフルサイズ(35.6 mm x 23.8mm)MOSセンサー | 4/3" MOSセンサー |
有効画素数 | 約2420万画素 | 約1030万画素 |
レンズマウント | Lマウント | マイクロフォーサーズマウント |