概要・特長
本人確認用 顔認証カードリーダー開発キットは、お客様の業務システムと連携することで、受付窓口などの現場で行われている対面による本人確認業務のセルフ化を実現でき、本人確認の時間短縮や業務システムへの個人情報の転記ミスなどのヒューマンエラーを軽減し、効率化・省力化や業務DXにお役立ちします。
- カードを置くだけで直感的に操作できる優れたユニバーサルデザイン
- マスク、メガネを着用したままでも照合可能※1
- 世界最高水準※2の顔認証技術で厳格な本人確認
- 各種本人確認書類での本人確認が可能
(マイナンバーカード・運転免許証・在留カード・特別永住者証明書)
二要素を活用した厳格な本人確認
本人確認書類と顔画像の二要素を活用して本人確認を厳格化。
(様々な本人確認書類に対応)
・マイナンバーカード
・運転免許証
・在留カード
・特別永住者証明書
PINなしで業務システムとの連携が可能
本人確認結果に加え、マイナンバーカードの基本4情報(氏名・生年月日・住所・性別) ※3、カメラで読み取った顔画像、券面画像、本人確認書類種別が取得できるAPIを提供。
事前の顔画像の登録・保管が不要
マイナンバーカードのICチップ内の顔写真データとの1:1照合なので、新たな顔写真の登録が不要。端末本体内に顔画像のデータは保存されません。
※1 マイナンバーカードのICチップに登録されている写真が不鮮明、マスクを深く着用する等、顔の特徴が十分にとれない際は認証ができない場合があります。
※2 2022年11月6日に公開されたNIST FRTE 1:1評価結果において、Mugshot(人種・経年変化を含む正面顔データ。他人受入率10万分の1)で世界1位を獲得。更に、2024年3月26日に公開されたNIST FRTE 1:N評価結果(検索精度)において、Mugshot(経年変化を含む正面顔データ。160万名登録)、Border(顔の向き変化や画質劣化を含む顔データ。160万名登録)の2つの評価カテゴリで世界1位を獲得。
※3 マイナンバーの取得は行いません。また、運転免許証の場合は氏名・生年月日・住所の三情報となります。
ご利用シーン
受付窓口のような対面業務が必要な場面における本人確認業務のセルフ化を実現。お客様の業務アプリケーションと連携することで本人確認の時間短縮や個人情報の入力ミスといったヒューマンエラーを削減し、効率化・省力化や業務DXにお役立ちします。
窓口業務
- 書かない窓口
- 遠隔コミュニケーション
- レンタル品申請
受付業務
- 重要施設受付
- 投票所受付
- 避難所受付
市民パス活用
- クーポン活用
- 図書館利用
- 敬老パス利用
物の受け渡し
- アルコール販売
- 宅配便ロッカー
- 貸金庫
システム構成
タイプ | 提供物 | |
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カメラ・モニター 一体型 | 端末本体(USBケーブル含む) 制御用ライブラリ |
製品仕様・動作環境
●顔認証カードリーダー
項目 | スペック | |||
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電気的仕様 | 入力電圧 | DC12V | ||
消費電流 | 最大 0.9A | |||
撮像機能(顔認証) | 有効画素数 | 最大1920×1080ピクセル | ||
非接触ICリーダー機能 | ICカード PC/SC(Personal Computer/Smart Card)準拠 | |||
表示部・操作部 | 方式・解像度 | 7インチTFTフルカラー液晶ディスプレイ アナログ抵抗膜式タッチパネル、800×400ドット |
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外部I/F | USB3.0(コネクタ形状 Type B)×1 | |||
構造・サイズ | 外形寸法 | W 148mm × D 145mm × H 276mm(突起物、付属品を除く) | ||
質量 | 1.8Kg以下 付属品を除く | |||
付属品 | ACアダプター、ACコード、USBケーブル(本体側:Type B PC側:Type A) |
●制御用ライブラリ動作環境
項目 | スペック | ||
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OS | Windows10 loT Enterprise 2021 LTSC 64 bit版、 又は Windows10 Enterprise 2021 LTSC 64 bit版、 又は Windows10 Pro 64bit版 |
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CPU | x64系 Intel Core i 3 11世代以降推奨 |
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メモリ | 8GB以上推奨 | ||
ランタイム | Microsoft Visual C++ 2019 再頒布可能パッケージ | ||
.NET | .NET Framework4.8以上 |