4Kインテグレーテッドカメラ
AW-UE160W/K開発者インタビュー
ユーザーズボイス
AW-UE160W/K 開発者インタビュー Behind The Scenes
2023年4月に公開された「AW-UE160W/K 開発者インタビュー動画」は、スタジオカメラと同等の撮影能力を持つリモートカメラAW-UE160の魅力を最大限に表現するため、総勢7名の開発者のインタビュー映像を全てリモートカメラで撮影するという企画のもと制作が行われました。
シネマカメラやスタジオカメラに慣れているカメラマンや撮影クルーにとって、初めて使用するリモートカメラでの撮影や、リモートカメラならではの新しい映像表現への探求は、大きな挑戦でした。
株式会社グランムービー 代表
ムービーカメラマン
高坂 勝 様
CM・企業PR・映画・TV番組・ミュージックビデオ・Webムービー等、多様な映像制作を展開。最大12mのリモートクレーンを使った撮影や、ドローンの空撮も行っている。
株式会社ビー・プライム
ディレクター
大石 勝敏 様
映像制作・ウェブ制作・システム開発など、幅広い制作事業を展開するクリエイティブエージェンシーである株式会社ビー・プライムで、映像制作のディレクションを担当。
省スペースな現場で、リモートカメラのみの撮影に挑戦
今回制作した「AW-UE160W/K 開発者インタビュー」では、総勢7名の開発者のインタビュー映像をリモートカメラのみで撮影し映像制作を行うという新たな試みに挑戦。スペースが限られている現場で、リモートカメラの特性やAW-UE160の強みを活かした撮影を行いました。
編集前の撮影素材
編集後の映像
奥行約5m、幅約6mのコンパクトな現場で撮影を実施
カメラマンの理想を実現する安定した操作性
AW-UE160は小型サイズを維持しながらスタジオカメラ並みの撮影スペックを持たせた新しいリモートカメラ。「今までは、あえてリモートカメラを使うという選択肢はなかった」という株式会社グランムービー 代表・ムービーカメラマン 高坂様は、今回AW-UE160を使用して 、リモートカメラのイメージが覆ったと語ります。
「リモートカメラに対しては、あらかじめプリセットを設定して決まった画を撮る、もしくはその場で被写体を待って録画し続けるイメージを持っていました。しかし今回AW-UE160を使用して、そのイメージは変わりましたね。特に印象的に感じたのはAW-UE160の操作性の良さ。フォーカスやアイリスの調整を含めて思い通りに操作が可能なため、じんわりとした寄りや柔らかい動き出し、ズームアップしたときの繊細な動きなど、イメージどおりの映像を撮ることができました。また、カメラを振った時のスピードを設定できるので、狙った画角をおさえることができ、機材に助けられるような心強さを感じました。リモートカメラをレールで動かしながらの撮影にも挑戦しましたが、画揺れ補正がしっかりしてるので安定した映像が撮れました。」
滑らかで高精度なパンチルトズームが可能
コントローラーAW-RP150GJで4台のカメラを操作
レールに載せたAW-UE160
スタジオユースが想定された画づくり・仕様
普段はシネマカメラやスタジオカメラを用いて撮影を行う高坂様は、「勝手の違うカメラを入れるとスムーズな撮影をしにくいのではないか」という懸念があったそうですが、画づくりやメニュー構成をスタジオユースに合わせて開発されたAW-UE160を使用して従来のイメージが払拭されたと語ります。
「AW-UE160の色味は薄めで調整幅があります。映画のような質感を求められる場面も増えているので、編集のことを考えた撮影ができるのは魅力ですね。普段使用してるカメラと併用しても問題なく使用できると思います。設定時のメニュー画面も、今までは最低限のメニューしかないイメージでしたが、AW-UE160は普段使っているメニュー構成に近く、活用の幅は広い印象です。背面にタリーランプがついており、複数台を制御するときにも使いやすかったです。また、AW-UE160は端子が多くて互換性が高く、撮影・録画・ライブ配信なども同時に行えるので、用途の幅はかなり広いと思います。」
調整幅の広い色味
スタジオユースに近いメニュー構成
充実した背面端子
少人数・省スペースでの現場で活かされるリモートカメラの可能性
株式会社ビー・プライム ディレクター 大石様も、実際に現場でAW-UE160で撮影した映像を見るまではリモートカメラでの映像制作に不安を抱いていたと語ります。
「そもそも、リモートカメラを映像制作で使用するというイメージがありませんでした。例えばライブやイベントなど、大規模な会場での映像配信・録画で使われているのは知っていましたが、制作の中でどこまで映像表現にこだわることができるのか、想像がつきませんでした。
しかし今回AW-UE160で撮影した映像を見て、まずは画質や感度の高さに驚き、納得しました。これならリモートカメラのみの撮影でもいけるな、と。また、特に感じたのはリモートカメラの柔軟性と汎用性の高さ。人が入れないような狭いスペースや、トーテム・三脚などの台にも設置できるので、従来よりも広い選択肢の中でアングルやカットについて検討することができました。
複数台のリモートカメラを1台のコントローラーで操作できるのも、スタッフの人数や予算に制限があるプロジェクトで重宝すると感じた新しい発見でした。最少人数の現場スタッフで撮影することで出演者のプレッシャーを和らげ、よりリアルな映像を撮ることもしやすくなるのではないかと思います。」
1人のカメラマンが4台のリモートカメラを操作
三脚に設置しやすい軽量さ
威圧感なく現場になじむ小型サイズ
システム構成図
使用機器
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