放送・業務用映像システム
カーボンニュートラルな大会を
4K/HD放送で世界中へと伝える
パナソニックはバルセロナ1992以来、オリンピック・パラリンピック競技大会に最新鋭の放送機器を提供してきました。北京2008では、大会史上初となるHD放送を実現。その14年後、同じ都市で開かれることとなった北京2022では、ネイティブUHD放送が行われ、技術の進歩を世界中の人々に印象づけました。そんな今大会では、オリンピック放送機構(OBS)の要請のもと、メインメディアセンター(MMC)や12の競技会場にカメラなどの放送機器を提供。省エネルギーで環境配慮型の放送・映像システムは、大会が掲げる「カーボンニュートラル」の理念にも合致しました。
映像編集の現場にて「KAIROS(ケイロス)」が活躍
IT/IPプラットフォーム「KAIROS(ケイロス)」は、パナソニック独⾃の⾰新的なソフトウェア開発により、CPUとGPUの能⼒で映像処理を行う新ライブ映像制作プラットフォームです。東京2020で運用実証が行われた「KAIROS」は、今大会でも大きな活躍を見せ、各競技場で撮影された高精細映像の編集や、LED大型映像表示装置への出力といった役割を担いました。ハードウェアをベースにした既存のシステムでは得られない、あらゆるレベルでの⾃由を提供し、ライブビデオ制作において⾰新的なイノベーションを実現。スポーツイベントはもちろんのこと、コンサート演出、カンファレンス用途に至るまで、ライブ映像制作のさまざまな現場における活躍が期待されます。
国際放送センター(IBC)
国際放送センター(IBC)に対しては、スタジオカメラやシネマカメラ、放送モニター、ポータブルレコーダーをはじめ、高性能ながら省エネルギーな放送・映像機器を提供。4Kライブ制作に対応しつつ、制作・放送のためのリソース削減に向けて尽力するオリンピック放送機構(OBS)の取り組みを支えました。
納入機器
業務用映像機器 合計 約565台
カメラレコーダー/シネマカメラ AJ-PX5000 / EVA1 x 約50台
ポータブルレコーダー AG-HPD24 x 約70台
国家水泳センター / カーリング
北京2008では水泳競技の会場となり、歴史的な名場面を生んだ「国家水泳センター」。冬季開催となる今大会に向け、新たにアイススポーツ施設へと生まれ変わることになり、プールを改修したレーンにてカーリング競技が実施されました。競技場にいる人々、さらには世界中の視聴者に4K/HDサイマル放送を届けるため、パナソニック製のカメラ、レコーダー、モニターがライブ映像を共有。現地では、IT/IPプラットフォーム「KAIROS(ケイロス)」が32:9の特殊なワイド映像をLED大型映像表示装置へと出力するとともに、スイッチャー、ミキサーとしての役割や、低遅延でのタイトル/ロゴ挿入など、エフェクト編集も担いました。
納入機器 IT/IPプラットフォーム 「KAIROS(ケイロス)」 x 1台
その他の競技会場でも活躍
パナソニックはその他の競技会場にも、さまざまな機器を提供。メモリーカード式カメラレコーダー「AJ-PX5000」や、4Kライブスイッチャー「AV-UHS500」、メモリーカード式ポータブルレコーダー「AG-HPD24」などが、制作・放送のオペレーションの現場を支えました。
国家体育館
五裸松体育館
国家速滑館
首都体育館
ビッグエア首鋼
国家スライディングセンター
国家アルペンスキーセンター
国家バイアスロンセンター
国家スキージャンプセンター
国家クロスカントリーセンター
雲頂スノーパーク