写真:電子黒板
写真:電子黒板

竹田市教育委員会様
竹田市立都野小学校

タッチスクリーン液晶ディスプレイ
電子黒板を活用することで、考えを共有し学び合いながら理解を深める授業を推進。

課題

GIGAスクール構想を実現するために、一人一台のタブレット端末をより効果的に活用する大型提示装置が必要。

解決策

明るく鮮明な映像表示と多彩な機能で、スムーズな授業を実現する電子黒板を小中学校の普通教室に導入。

導入した電子黒板は直感的な操作で使いやすく、タブレット端末と連携させて子どもたちの考えを発表・比較するなど、各学校ごとにさまざまなアイデアで活用されています。

竹田市教育委員会 学校教育課
指導主事 猪股 良継様
竹田市教育委員会様 納入事例動画

背景

一人一台のタブレット端末を活かす機器を検討

GIGAスクール構想の実現に向けて、竹田市では教育委員会と教員の代表による『ICT活用推進委員会』を立ち上げられました。「そこでの議論で、大型提示装置や電子黒板機能の導入を期待する声が多くありました。本市では液晶テレビや実物投影機を授業に使用していましたが、タブレットと連携して子どもたちの考えを映し出すなど、さまざまな活用方法を加味し、液晶ディスプレイ型の電子黒板の導入を検討することになりました」(竹田市教育委員会 学校教育課 指導主事 猪股 良継様)。


導入理由

スムーズな授業を実現する鮮明な映像表示と多彩な機能

電子黒板の導入では、明るく見やすいモニターとしての性能、さまざまな授業に活用できる機能性、さらに安全性の確保などの条件から機器を検討されました。その結果、外光が入る教室でも映り込みが少ない鮮明な映像表示、直感的な操作でスムーズな授業が進行でき考えを共有・比較できる多彩な機能、飛散防止フィルム付き保護ガラスなどが評価され、11校の市立小学校と6校の市立中学校の普通教室に、当社製電子黒板の導入が決定しました。


導入後の効果

電子黒板が児童の視覚に訴え、授業に集中しやすい環境を構築

竹田市では市内の17校の小中学校の普通教室に計123台の電子黒板TH-65BQ1Jを導入。「画面への映り込みが少なく、表示がきれいだというのが最初の印象です。窓から光が射して黒板も見難いことがあるのですが、この電子黒板は窓側の席からでも画面が見やすく、とても使いやすいです」(竹田市立都野小学校 教頭 田辺 秀樹様)。都野小学校では全学年のほとんどの教科で電子黒板を活用。ペン機能や多画面比較機能を使って、子どもたちの考え方を発表・共有したり、タイマー機能やスタンプを使って注目を集めるなど、スムーズな授業の進行を実践されています。「1年生のクラスでも子どもたち自身が電子黒板に答えを書き込んで説明し、それを聴き合う授業が自然にできています」(教諭 岩永 裕子様)。「子どもたちが書き込んだ答えに教師が書き加えて指導するなど電子黒板の中で考えを広げることができ、授業にとても有効だと思います」(教諭 大塚 正朗様)。他にも電子黒板の活用のメリットとして「これまで授業に集中できなかった児童も視覚に訴えることで集中力が高まった」「電子黒板に大きく提示して書き込みながら説明できるので、授業で使う教材や資料を印刷する手間が省ける」という声が先生方から上がりました。


写真:書き込みはもちろん、タイマー機能の使用で授業中の時間の使い方にメリハリを持たせている

書き込みはもちろん、タイマー機能の使用で授業中の時間の使い方にメリハリを持たせている。

写真:教諭が独自に用意した画像や実物も、大きく映し出すことで教材として活用している
教諭が独自に用意した画像や実物も、大きく映し出すことで教材として活用している。

映像配信ソフトウェアと組み合わせ、式典・集会の校内配信にも活用

竹田市立荻小学校・竹田小学校では、校内LANで映像や音声を最大64台のディスプレイに同時配信できるScreen Transferソフトウェアを使用し、体育館で行われる卒業式を、在校生がいる各教室に配信。コロナ禍でも密にならない式典を実現されました。本ソフトウェアはパナソニックが開発しているため、使用時の問い合わせも一本化され、スムーズにご使用いただけます。「Screen Transferソフトウェアは音の遅延が少なく、映像配信システムとしてとても使いやすいため、保護者会の研修にも活用を検討しています。さらに緊急時には第一報を電子黒板に表示することも計画しています」(田辺様)と、電子黒板の多彩な機能を使った新たな取り組みも進められています。


写真:配信先の教室にはパソコンは不要

配信先の教室にはパソコンは不要。

写真:Screen Transferソフトウェアでカメラ映像と資料を複数の教室に配信
Screen Transferソフトウェアでカメラ映像と資料を複数の教室に配信。

写真:答案への書き込みやスタンプで児童の関心や集中力が高まる
答案への書き込みやスタンプで児童の関心や集中力が高まる。
写真:最大9画面の多画面比較機能で児童ごとの考え方や解き方が比較できる
最大9画面の多画面比較機能で児童ごとの考え方や解き方が比較できる。
写真:特別教室には、Screen Transferソフトウェアに対応した4K液晶ディスプレイEQ1シリーズを導入
特別教室には、Screen Transferソフトウェアに対応した4K液晶ディスプレイEQ1シリーズを導入。

納入機器

  • 電子黒板(タッチスクリーン液晶ディスプレイ) TH-65BQ1J ×123台
  • 4K液晶ディスプレイ TH-65EQ1J ×24台

今後の展望

これからの時代に求められる資質を伸ばすために、ICT教育をさらに推進

情報技術などが発展するこれからの時代を生きていく子どもたちには、他者と考えを出しあって、その違いを認めながら考えを深め、より良い合意形成を行っていくことが求められます。そうした資質・能力を伸ばすために、電子黒板などのICT機器は非常に価値が高いと感じています。これからも機器を活用した学び合いの授業をさらに研究し、実践していきたいと思っています。(猪股様)

写真:猪股様
竹田市教育委員会 学校教育課 指導主事 猪股 良継様

写真:田辺様
竹田市立都野小学校 教頭 田辺 秀樹様
写真:大塚 正朗様
竹田市立都野小学校 教諭 大塚 正朗様
写真:岩永 裕子様
竹田市立都野小学校 教諭 岩永 裕子様

お客様紹介

恵まれた自然環境で、心豊かな子を育てる

大分県の南西部に位置する竹田市は、くじゅう連山、阿蘇外輪山、祖母山麓に囲まれた自然豊かな市で、11校の市立小学校と6校の市立中学校があります。都野小学校はくじゅう連山の名峰・大船山の麓にあり『自ら学び心豊かに たくましく生きる大船っ子の育成』を教育目標に、家庭・地域と一体となった学校運営を推進しています。

写真:竹田市立都野小学校
1873(明治6)年に開設し、約150年の歴史を有する竹田市立都野小学校。

関連機器・サービス

製品写真:TH-65BQ1J

電子黒板(タッチスクリーン液晶ディスプレイ)TH-65BQ1J×123台

ホワイトボード機能や便利機能内蔵で、学びが広がる電子黒板。
式典・集会の校内配信にも役立つScreen Transferソフトウェアに対応。


製品写真:TH-65EQ1J

4K液晶ディスプレイ TH-65EQ1J×24台

高精細な4Kパネルで質感や細部までも鮮明かつ自然に表現。
長時間使用も安心、Screen Transferソフトウェアにも対応した4K液晶ディスプレイ。