浅口市教育委員会様 浅口市立金光中学校
課題
GIGAスクール構想のもと、教育のICT化をさらに推進し、生徒たちの学力向上が期待できる機器の拡充が必要。
解決策
先生· 生徒の双方が使いやすい電子黒板を、市立小中学校の各クラスに1台ずつ導入。
学習はもちろん、さまざまな取り組みにも活用できるICT機器として、明るさ·鮮やかさ・操作性に優れた電子黒板を配備することができました。
背景
市の教育コンセプトは「キラリと光る未来プロジェクト」
2019年12月に文部科学省からGIGAスクール構想が打ち出され、ICT機器のさらなる拡充が求められるなか、浅口市では市立小中学校の各クラスに1台ずつ電子黒板を設置するプロジェクトに着手されました。「市として、地元で生まれ育つ子供たちの未来のために、できる限りのバックアップをしたいという考えのもと、これまでも積極的に新しい機器の導入を進めてきました。今回また新たに、生徒たちが日常的に電子黒板を活用できる環境を提供できたことは、とても喜ばしいことだと思っています」
(浅口市 市長 栗山康彦 様)
導入理由
選定基準は、明るさ・鮮やかさ・操作性
今回の導入では、先生方や生徒により良い機器を提供したいという浅口市教育委員会様の考えのもと、教室のどの位置からでも映像を確認できる明るさ、映像をくっきりと映し出す鮮やかさ、そして先生・生徒の双方が使いやすい、スムーズに授業を進められる操作性を重要視されていました。現場の先生方の意見も参考に、より理想に近い機器を検討された結果、市立小中学校のすべての普通教室への電子黒板の設置が決定しました。
導入後の効果
見やすさと使いやすさで高い使用率に
今回、市立小中学校のすべての普通教室に電子黒板計103台を導入。各校の先生方から「見やすい」「使いやすい」という感想が寄せられており、浅口市教育委員会様は「どの学校でも、すでに相当の割合で使用していただいている」とその効果を実感されています。金光中学校で実施されたアンケートでは、実技教科や特別教室での授業を受け持つ先生を除く約88%の先生方が活用されており、その中でも約46%の先生方は毎時間の授業で使用されているといった、導入の効果をより感じさせる結果となりました。また金光中学校ではこれまで、従来の黒板との併用ツールとしてプロジェクターとスクリーンを使用されていました。そのため「セッティングに労力と時間を要していたが、ディスプレイ式の電子黒板に替わり、電源を入れるだけですぐに授業を始められるのは非常に助かる」と、どの先生も授業の効率化を実感されています。
教科による使い勝手の違いにも対応
電子黒板TH-65BQ1Jは、教科ごとに生まれる活用の違いにも幅広く対応しています。数学の授業を担当されている若山貴信教諭は「直線を手早く引くことができてグラフや図形を簡単に作成できますから、生徒たちも楽しみながら解答を書き込んでいますね」と、生徒の学習意欲の高まりを実感されています。
また英語の授業を担当されている橋本芙実子教諭は「デジタル教科書の音声・発音をそのまま聞かせることができますし、音量調節も画面ですぐにできるので便利ですね」とおっしゃいます。「コロナ禍で家庭学習が続く時期がありましたから、学校で授業ができている時は、なるべく音声を活用した楽しい授業にしていきたいと考えているんです」と、電子黒板の機能を活かして生徒の学習意欲や学力の向上を期待した授業に取り組んでおられます。
納入機器
電子黒板(タッチスクリーン液晶ディスプレイ) TH-65BQ1J×103台
今後の展望
ICT機器・電子黒板のさらなる活用を模索
現在、Screen Transfer機能の活用方法を検討しているところです。コロナ禍で人の集合・移動を控えることが求められるなかでも、校外学習や学外交流、イベントや式典など、ICT機器の利点を活かしたさまざまな取り組みが実現できるのではと考えています。
(浅口市教育委員会 学校教育課 指導主事 加藤 靖雄様)
校内放送のような使い方ができるScreen Transfer機能。
全校朝礼や式典などの可能性を広げる。
お客様紹介
豊かなココロと夢に向かうチカラを育む
岡山県南西部に位置する浅口市は、2006年に金光町・鴨方町・寄島町が合併して生まれ、市内には7つの市立小学校と3つの市立中学校があります。そのひとつ金光中学校は現在、1学年・2クラス、2学年・3クラス、3学年・3クラス、特別支援学級・2クラスで構成されており、245人の生徒が在籍しています。
電子黒板(タッチスクリーン液晶ディスプレイ) TH-65BQ1J×103台
- 直感的に使えるコントロールメニュー搭載
- 実験映像や家庭科の画技など細かな情報を正確に伝える4K高画質
- 複数教材を同時に表示できる「マルチ入力表示」機能
- 複数の意見を同時に比較できる「比較モード」搭載
- 様々な色覚をもつ人に正しく情報を伝えるカラーユニバーサルデザインを採用