イオン北海道株式会社様
※2024年3月時点で51店舗(計160台)。2025年までに106店舗へ拡張予定。
課題
セールや商品情報など、連日のように変化する広告物の貼り替え作業に手間がかかる。
解決策
高精細ディスプレイを活用し、紙の掲示物からデジタル広告に移行。AcroSign®クラウドサービスによって全店舗のサイネージを本社から遠隔で制御。
店舗スタッフの手間がゼロになり、複数台並べても映像にズレのないデジタル広告でブランドイメージもアップしました。
背景
業務効率化と店内の美観向上を目指して
北海道内で多数の店舗を運営するイオン北海道株式会社様では、店舗のメインエントランスに巨大な看板を設置し、セールや季節商品の情報発信を行っていました。掲示物は本社から各店舗へデータで配信。店舗スタッフが一般サイズのコピー機で印刷し貼り合わせていたため大きな手間がかかっていました。また、店内の各エリアに掲示しているポスターは月に100枚以上も貼り替えることがあり、閉店後の作業が発生したり、貼り替えミスが起きたりと、様々な課題を抱えていました。そこで、広告物のデジタル化を目指し、サイネージシステムの導入を検討しました。
導入した理由
複数台がシンクロした高品質な動画配信が可能
導入にあたり、これまで専門店街と直営店でバラバラだったデザイン、貼り方を一元管理し一体型の販促を行うこと、さらに店舗側の業務負担を減らすことを目指しシステムを検討。業務改革推進部 ストアオペレーションGの中村様は、「パナソニックさんのシステムならディスプレイの電源ON/OFFも含め、登録したスケジュールに合わせて全店舗の広告を自動で配信できます。また、今回は複数のディスプレイを並べて動画の同時配信を行いたかったため、映像が途中でズレることなく綺麗に揃うことも大きなポイントでした。実際に表示映像を見て、まさにやりたいことが実現できるシステムだと感じ、2022年から3年で106店舗への導入を計画。現在51店舗に計160台の導入を完了しました」と語ります。
導入後の効果
店舗のイメージ戦略を成功させるデジタル広告に
液晶ディスプレイとAcroSign®クラウドサービスの組み合わせにより、店舗側の作業がなくなったことはもちろん、店内のイメージも向上したと中村様は語ります。「デジタルサイネージになって動画が流せるようになったことは大きな変化ですね。音も出ますし、綺麗にシンクロした映像が売り場を彩ってくれています。実は、こんなに大がかりなシステムが本当に必要なのかと当初は疑問もあったのですが、最初の店舗にズラリと並んだ美しい映像を見た時に不安は払拭されました。やってよかったと心の底から感じたのを覚えています。食品売り場の明るい照明にも負けない高輝度映像で、店舗スタッフからも『お店の雰囲気が明るくなった』という声があがっています」
売り場ごとに分けた複雑な配信も簡単操作で実行
特に大型店では、売り場ごとに細かく配信グループを分けて登録し、曜日によって異なるコンテンツが流れるようスケジュール化しています。営業企画部 デジタルプロモーションGの合田様は、「各売り場でその時に伝えたい情報が流せるよう細かく設定ができ、それでいて操作画面が直感的で分かりやすいため、普通のサイネージではできない戦略的な広告展開が可能になりました。また、クラウド型なのでどこからでもアクセスできるのも嬉しいポイントですね。現在は動画制作会社さんにできあがったコンテンツを直接登録してもらっており、重いデータの受け渡し時間も省かれて助かっています。何より、本社側で一元管理ができるようになったことで、これまで店内でバラバラだった広告物のイメージ統一に成功したことは大きな成果です」と語ります。
納入機器
・4K UHD液晶ディスプレイ TH-65SQE1J x 1台
・4K UHD液晶ディスプレイ TH-55SQE1J x 27台
・4K UHD液晶ディスプレイ TH-65EQ2J x 6台
・4K UHD液晶ディスプレイ TH-55EQ2J x 115台
・4K UHD液晶ディスプレイ TH-50EQ2J x 1台
・4K UHD液晶ディスプレイ TH-43EQ2J x 9台
・フルハイビジョン液晶ディスプレイ TH-32EF2J x 1台
・STB(セットトップボックス)x 69台
・デジタルサイネージ AcroSign®クラウドサービス
※(2024年3月時点)
お客様の声
お客さまとのコミュニケーションボードにしていきたい
今回、複数店舗への大規模な導入になりましたがパナソニックさんにはいつも迅速で丁寧な対応をいただきスムーズに運用を開始することができました。現在は広告用途で使用していますがAcroSign®なら万が一の時には避難誘導にも活用できますし、サイネージを活用したイベントも可能だと思います。たとえば、二次元バーコードを表示させてスタンプラリーを実施したり、大型のマルチディスプレイをつくってお客さまの大切な人へのメッセージを募集して表示させたりと、様々なことに活用できると話しています。このサイネージをこれから、お客さまとイオン北海道をつなぐコミュニケーションボードにしていけたらと思います。
お客様紹介
北海道全域で人々の暮らしを支える
大型総合スーパー「イオン」や、食料品・日用品を主に扱う「マックスバリュ」、 「ザ・ビッグ」など、全168店舗(2024年3月末時点の数)を運営するイオン北海道株式会社様。地域のニーズに寄り添った多様な店舗を展開し、 北海道の人々になくてはならない存在として親しまれています。
本社所在地:札幌市白石区本通21丁目南1番10号
URL:https://www.aeon-hokkaido.jp/home.html