株式会社日本金融通信社(ニッキン)主催のFIT2021金融国際情報技術展(2021年10月14日~15日、セミナー10月15日開催、オンライン配信10月25日~11月26日)のセミナーにて、パナニックのエバンジェリスト古田がテーマ「リアル店舗/非対面の本人確認業務に資する顔認証技術のご紹介」で登壇。パナソニックが、現在取り組んでいる顔認証ソリューションを使った市場適用の実例や、金融業界のお客様へDXによる進化・改革する上でのヒントとなるようお役立ちアイデアをご紹介。
顔認証の需要
パナソニックは、皆様の「ビジネス現場」のお困りごとや、実現したい未来を共有頂き、皆様の事業発展、加えてミライの社会価値に資する活動に日々取り組んでいます。
私、古田は入社以来ソフトウェアのエンジニアでVR、映像配信などのシステムの開発、商品企画、経営企画など、経営戦略などにかかわりながら、現在はビジネスプロデューサーとして、約30年間、新規事業の創出に従事しております。
顔認証の需要は、国内では2025年までに2300億と2020年からほぼ7倍に急拡大する予測です。空港やオフィスなど様々な場面で顔認証も活用しながらDXを推進したいというニーズもいただいております。現在はコロナ禍により働き方や生活様式も変わり、社会インフラや街づくり全体が大きく変化しております。特に衛生面からも非接触が当たり前の時代、顔認証がニューノーマルになってまいります。
さて、当社が顔認証を取り組み始めたのは60年前の監視カメラの開発から。撮影した画像をクリアにする画像処理をはじめとする技術の一つとして開発が始まり、AIの進化により認証技術も発達して現在では空港やテーマパーク、オフィス等、様々な用途で使っていただいております。
顔認証活用事例 空港・遊園地・スタジアム・リゾートエリアUX
当社の顔認証をご活用いただいている事例をご紹介いたします。
空港で出帰国としてご利用いただいている顔認証ゲートは最高水準の顔認証技術のほか、家電のDNAを活かし使いやすさを含めた評価をいただき、国内の主要な7つの空港でご利用中。遊園地での入園やアトラクションの搭乗時に顔認証を活用。医療現場、病院や調剤薬局等で、保険証の代わりに、マイナンバーカードと顔認証で本人確認する「顔認証付きカードリーダー」が2021年秋から利用が開始。スタジアムでは、関係者の顔認証入場、一般のご来場者様も対象に顔認証決済。鉄道会社様では、周遊バスと観光施設を含めた「顔認証周遊パス」により富士山エリア全体の長期滞在型リゾートエリア化を目指し、実証実験中。