健康経営の重点取り組み
-生活習慣病ほか各種疾病予防と健康推進
適正な生活習慣
定期健康診断やストレスチェック等の健康データを分析した結果、「睡眠」「運動」「食事」「飲酒」「禁煙」の5つの適正な生活習慣をあわせもつ数が多い社員ほど、肥満や身体愁訴の割合が低く、仕事のパフォーマンス(自己評価)が高いことがわかりました。(下記グラフ参照)
生活習慣病ほか各種疾病予防と健康推進、さらに、ワークパフォーマンスやワーク・エンゲージメントの向上のために、一人ひとりが自身の生活習慣の中で、5項目のうち何を改善目標とするべきか、自らの課題を見つけ取り組むことができる環境づくりを行います。
適正習慣数+1を目指す「CONNECTers’ Health Challenge」
「食事」「運動」「禁煙」「睡眠」「飲酒」の5つの生活習慣について、適正な習慣を+1する取り組みを展開しています。自分の生活習慣の中で改善したいテーマを設定し、習慣化にチャレンジする企画です。希望者には習慣化に役立つメッセージを週に1回配信したり、ヘルスリテラシー向上のための研修や健康行動実践の環境を提供するイベントなどとも連携したりするなど習慣化をサポートします。
取り組みの成果
適正な運動習慣を持つ社員の割合はコロナ禍で一時的に低下していましたが、23年度はコロナ禍以前に比べても割合が増えてきています。一方で適正な睡眠習慣の割合については、減少傾向にあり対策を検討していきます。また、適切な習慣を4項目以上持つ社員の割合が50%の目標に達していないため、取り組みを強化していきます。
受動喫煙・三次喫煙のない職場を目指す「イエローグリーンアクション」
当社の喫煙率は2023年度19.4%で2020年度に比べると3.1%減少しているが、構内には喫煙所があり、職場での望まない受動喫煙が発生しています。当社の理念として人々が健やかに働ける社会の実現をあげており、当社に関わる全ての人(従業員、顧客、家族)が健康に過ごすために、望まない受動喫煙・三次喫煙の防止を目指します。
就業時間中禁煙の導入
当社では受動喫煙防止のために屋内喫煙所を全拠点で廃止し、屋外喫煙所も受動喫煙を防止する措置を講じていますが、全社員を対象としたアンケートで「職場で望まない受動喫煙の機会がある」と答えた社員は15%でした。職場における受動喫煙の機会を減らすために、就業時間中禁煙をルール化し、2023年11月からトライアル導入後、2024年4月から正式にスタートしました。
ルール化にあたり、CHROが産業医や役員と受動喫煙・三次喫煙について対談をポータルサイトで発信しました。また、喫煙者・非喫煙者に関わらず全社員のリフレッシュ・コミュニケーション活性化につながるセミナーや環境整備などを実施しています。
禁煙サポート
「イエローグリーンアクション」は、受動喫煙・三次喫煙を防ぐための取り組みですが、これをきっかけに禁煙にチャレンジする喫煙者もサポートしています。
禁煙補助剤・喫煙代替品購入費用補助や、禁煙アプリ「みんチャレ禁煙」の提供も行っています。